
源吉兆庵「恋する和菓子」
このお菓子は、小山薫堂著『恋する日本語』の中から、恋にちなんだ言葉をイメージして作られた創作和菓子です。
「阿伽陀(あかだ)」ーあらゆる病気を治す薬
どんな病気も治してしまう恋のパワー。
ハートの最中のなかに詰められたパステルカラーの3個の焼き麩と一粒の金平糖。
熱を出して寝込んでいたら、彼から電話がかかってきた。
「大丈夫?何か欲しいものある?」
受話器の向こうから、彼の優しい声が聞こえた。
「ううん、なんにも」
「遠慮しなくてもいいよ」
「本当に大丈夫、ずいぶんよくなったみたい・・・」
彼の声は私の阿伽陀・・・
(小山薫堂 恋する日本語)