和菓子手帖 |
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『和菓子手帖』では、ちいさなアート上生菓子、行事を彩る縁起菓子、それぞれの土地に伝わる郷土菓子などを趣味で集めた和紙や小物などと絡めて写真におさめ、季節のあれこれを綴りつつ、気ままに紹介しています。 *更新不定期 Copyright (C) 和菓子手帖 All Rights Reserved. |
「源氏物語と和菓子展」〜そして虎屋菓寮で冷し抹茶汁粉2008年05月21日(水)20:07
![]() 源氏物語千年紀にあたる今年、虎屋でも素敵な資料展が始まりました。 物語にちなんだ意匠や銘を持つお菓子と片野孝志先生の*料紙を組み合わせた展示は 大変美しく興味深く、思わずガラスにおでこをぶつけそうになるくらい(笑)見入ってしまいました。 料紙とは、染めたり、文様を刷った鳥の子、楮(こうぞ)などの種々の和紙を「切り継ぎ」「破れ継ぎ」 「重ね継ぎ」などの技法でつなぎ合わせた装飾的な紙のこと。 平安時代の貴族たちはこの紙を手紙や歌の贈答に使っていたのだそうです。なんと優雅な・・・・ 『源氏物語』のなかにも「つれづれなるままにいろいろの紙を継ぎつつ手習をし給ひ・・・」(十二帖 須磨)とあり、たしなみのひとつとされていたそうです。 ![]() 今回の展示では上にのるお菓子との調和が深く考えられ、色・模様・そして置かれた位置ー長方形の紙の端であったり、真ん中であったりなど和菓子ブログの写真を撮るときの参考になることがたくさん! (もっともこんなに雅なお菓子や紙を手に入れる機会はそうそうありませんが・・・) また今回は尾形月耕(江戸京橋に生まれ、独学で画法を習得、明治十年錦絵「征韓論」で注目を集め、「絵入朝野新聞」の挿絵などで評価を高めた)の錦絵「源氏五十四帖」も展示されています。 そんなわけであれもこれも、あらためて和の芸術にうっとりするばかりの楽しい時間でした。
さてお勉強のあとの恒例、うきうきと地下に降りて虎屋菓寮でいただく美味しいもの♪ 今回は源氏物語「宇治十帖」にちなんでの「冷し抹茶汁粉」です。 抹茶の緑と上品な甘み、目から舌からほっとして大満足、そんな一品。ごちそうさまでした〜^^ ![]() | 和菓子にまつわるエトセトラ ||
仙太郎 「 茶玉トリュフと若あゆ 」2008年05月14日(水)15:34
![]() 銀座三越の仙太郎さんで見つけたお菓子です。 『茶玉トリュフ』・・・・*しがらき朝宮の片木明さん栽培の緑抹茶を使ったトリュフ 表面にまぶされたほろ苦い抹茶と中の白餡&お茶羊羹の甘みが口の中で一体に。 決してしつこくはないけれど、一つつまむとずっしりと満足感が得られました。 もちろん新茶と一緒に楽しむのもよし、濃い目の珈琲に合わせるのもまたなかなかかと・・・ *しがらき朝宮の片木明さん・・・・・お茶の名産地・信楽「朝宮の里」にて、早くから農薬や化学肥料を使わない栽培に取り組んだ、先駆的存在。 ![]() ![]() 『若あゆ』・・・・ご存知、中に求肥をつめたお魚さん。 一口ぱくりとかじってみると、あれ?なんだか固めの食感・・・? ふわふわの鮎菓子を想像すると裏切られます。 けれど、そこにはちゃんと訳があり・・・・ たかが・・・どこにでもある調布。 小麦粉の生地でどらやき風、中はぎゅうひ(餅)。 されど・・・の部分を列挙する。 外国産が多い中、小麦粉も砂糖(甜菜糖)もすべて国産。蜂蜜は国産、れんげ畑の二番蜜。 卵は丹波の地鶏卵。 一枚一枚手焼き、機械の有能なことは知っているが、便利効率の副作用を恐れて、 鉄板の上でヒラリ裏返し 風に当てると風味と心得て焼く。 何よりも今年(2004年)からふくらし粉として使っていた「たんさん」を抜く事にした。 生地にしっかり空気を抱かせるむつかしさ・・・しんどさ(関西弁)を味わいつつ・・・。 「ソフト感が少なくなった」等のお叱りを受けながらも焼き続けてゆく。 (仙太郎 ”和菓子歳時記 若あゆ”より) ![]() ![]() | 近畿 ||
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